武内夏暉10勝到達!ベンチに戻るところ×8イニング【西武8-0日本ハム】2024/9/30

球団新人左腕初の2桁マーク 西武・武内夏暉が充実のシーズンラス投でも快投 渡辺監督代行「満点です」 (西スポ)

新人王に大きく前進した西武の武内夏暉が、さわやかな笑みを浮かべた。8回無失点での10勝目。球団の新人の2桁勝利は2007年の岸孝之(現楽天)以来で、左腕では初だ。規定投球回にも到達して「いろんな人に支えられた。本当に光栄」とうなずいた。

シーズンの最終登板でも快投を演じた。2点リードの5回2死一、二塁では、水谷瞬を低めに制球したカーブで中飛。2位でのCS進出を決めている日本ハムを全て単打の散発3安打に抑え、新人王の最有力候補に挙がる実力をきっちり示した。

 記録的な低迷で最下位に沈むチームで白星を積み重ねた。「あれが自信になった。今後もいけるんじゃないかと思った」と振り返るのは4月3日のオリックス戦(ベルーナドーム)。7回無失点での初登板初先発初勝利から快進撃は始まった。

 体調不良での一時離脱はあったが、先発ローテの中心として奮闘。コンディションの維持にも高い意識で臨み、国学院大時代は自信がなかったというカーブに磨きをかけた。緩急も有効に使えるようになり「自信のある球になった」と話す。

 渡辺監督代行も「満点です。シーズンを全うしてくれた」と手放しでたたえるルーキーイヤー。11月に開催される国際大会「プレミア12」に挑む野球日本代表「侍ジャパン」の最終候補にも選出されており、世界の晴れ舞台でも快投を目指す。

〝新人王当確〟武内夏暉が岸孝之以来17年ぶり2桁勝利 防御率は2位浮上(東スポ)

西武のドラフト1位左腕・武内夏暉投手(23)が30日の日本ハム戦(ベルーナ)で8回102球を投げ3安打無失点で8―0の勝利に貢献。ライオンズでは2007年の岸孝之投手(39=現楽天)以来、17年ぶりとなる新人での2ケタ勝利(10勝6敗)に到達した。

 武内は同時に規定投球回にも到達し、防御率2・17でソフトバンク・モイネロ(1・88)に次ぐ2位に浮上し新人王に大きく近づいた。

 1年目で21試合目の登板となった武内は2回無死一塁から郡司のセンター後方への大飛球を中堅手・西川のフェンスに激突しながらの大ファインプレーに救われこの回を無失点に切り抜けると、その後も四球で走者を出しながらも要所を締め8つのゼロを並べた。

 打線はその武内を理想的に援護し3回に源田が2点遊撃強襲打で先制。5回には女房役・炭谷が犠飛、6回には野村の適時三塁打、7回には西川、佐藤龍の連続適時打で4点をもぎ取り、今季、武内が投げた試合では最大の8点の援護で黄金ルーキーをバックアップした。

 武内のコメント「絶対勝つという思いで投げました。今日は調子も良く守備でも攻撃でも助けていただいたので気持ちよく投げられた。(10勝は)できすぎですね。(規定投球回も)こんなに投げると思っていなかったが、ひとつの目標だったのでうれしいです。周りの方々に支えられた1年、ファンの皆さんを含め感謝したいです。また、この成績はギンさん(炭谷)のおかげなので感謝したいです」

武内夏暉が新人王当確の快投!球団新人では07年岸孝之以来の2ケタ勝利&規定投球回到達(日刊スポーツ)

新人王当確の快投を披露した。今季最終登板に臨んだ西武武内夏暉投手(23)が日本ハム打線を8回3安打無失点に抑え、10勝目を手にした。残り5回2/3としていたシーズン規定投球回もクリア。球団の新人では07年の岸孝之(現楽天)以来となる2ケタ勝利&規定投球回到達となった。ルーキーイヤーから先発ローテーションの一角を務めた左腕が、100点満点の1年を締めくくった。

ピンチの場面でも落ち着いていた。武内は勝利投手の権利がかかった5回2死一、二塁で、日本ハム水谷をカーブで中飛に打ち取った。「三振も取れるようになってきて信頼のある球というか、自分の中でも優先順位の高い球になりました」。この日奪った5つの三振のうち、2つの決め球がカーブ。緩急を駆使した投球で三塁すら踏ませず、8回無失点で新人王当確ランプをともした。

 球団の新人では07年の岸以来、17年ぶりとなる2ケタ勝利とシーズン規定投球回到達。「本当に周りの方々に支えられた1年だったので、ファンの皆さんも含めて本当に感謝したいです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 山あり谷ありのルーキーイヤーだった。初登板となった4月3日のオリックス戦(ベルーナドーム)は7回無失点でプロ初勝利。そこから勢いに乗って開幕5連勝を記録した。その一方で、8月3日の楽天戦(ベルーナドーム)で7勝目を挙げてから約1カ月半、白星から遠ざかった。それでも「試合で得ること、失敗することがたくさんあるので、それを次回につなげている感覚でやっています」。試行錯誤を繰り返し、9月16日のロッテ戦(ベルーナドーム)でつかんだ久しぶりの8勝目は、プロ初完投&初完封で飾った。

 10勝6敗、防御率2・17。堂々たる成績を残したプロ1年目を「100点です」と自己評価した。だが、慢心はない。「ストレートでも押せる投手になりたいですね」。飽くなき向上心を持つ左腕が、来季もライオンズ投手陣を支える。【水谷京裕】

 ▼ルーキー武内が今季10勝目。西武新人の2桁勝利は07年岸以来9人目となり、左腕では初めて。今季の西武はここまで48勝91敗2分けの6位だが、最下位球団から2桁勝利の新人が生まれるのは13年小川(ヤクルト)以来で、パ・リーグでは87年阿波野(近鉄)以来37年ぶり。シーズン90敗以上の球団で記録は50年田原、高橋(国鉄)50年長谷川(広島)56年富永(東映)61年徳久(近鉄)以来63年ぶり6人目となった。

2024年9月30日
埼玉西武ライオンズ vs 北海道日本ハムファイターズ
ベルーナドーム

ライオンズ スターティングメンバー
先発 武内 夏暉
1(遊) 源田 壮亮
2(三) 山野辺 翔
3(中) 西川 愛也
4(一) 佐藤 龍世
5(指) 野村 大樹
6(左) 平沼 翔太
7(二) 外崎 修汰
8(右) 岸 潤一郎
9(捕) 炭谷 銀仁朗
監督代行 渡辺 久信

ファイターズ スターティングメンバー
先発 山崎 福也
1(一) レイエス
2(右) 水谷 瞬
3(三) 清宮 幸太郎
4(左) 万波 中正
5(二) 郡司 裕也
6(中) 淺間 大基
7(指) マルティネス
8(捕) 伏見 寅威
9(遊) 水野 達稀
監督 新庄 剛志

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